還暦過ぎて初めて、入院することになりました。病院は、島根県立中央病院・いわゆる県中です。
これまで病気知らずで、入院などしたことのない方のために、入院生活のマニュアルになるようなメモを書きのこそうかと思っています。
いってみれば、快適入院生活マニュアルです。
前回は、こちら
入院生活第1日
そもそも、私が受診した科目が、消化器外科。
つまり、消化器関係です。具体的に申しますと、大腸です。もっと言っちゃいますと、S状結腸。このあたりに潰瘍性のものがあるので、上下10センチぐらいでしょうか、切除してしまおうということです。
このあたり、詳細な経緯は、こちらにも関連情報があります。
とりあえず、日記を見ていきましょう
日記アプリは、入院の前日にインストールした「瞬間日記」というアプリ。
とっても、すぐれものです。
– 2020年08月28日 金曜日 11:46
ここで、お世話になります– 2020年08月28日 金曜日 14:34
13時から、担当医師による説明。
手術当日は、午前9時からとのこと。本日、このあと、麻酔医、薬剤師と、順に説明にきてもらうようだ。
– 2020年08月28日 金曜日 14:36
安倍総理辞任伝わる– 2020年08月28日 金曜日 14:59
本日、昼から絶食。点滴のみ。しかも下剤入り。– 2020年08月28日 金曜日 16:22
お茶、取りに行く– 2020年08月28日 金曜日 16:23
点滴開始。術後9月1日まで続く。私が、マスクを外していて、そこで初めて、ヒゲをみた看護師のAさん、
立派なおヒゲ、
そられちゃうって・・・。
口にチューブを差して、唇で固定するから。
ショックです。
え?何がって、総理の辞任です。
同じ大腸の病気仲間として、ちょっと相憐れむってところ、・・・、うーん。とくに感慨はありません。
それよりも、快適マニュアルとして、ベッドの頭のところの写真、ご覧ください。
いろんなスイッチが並んでいます。
4人部屋の場合、一斉に電灯が消えるので、読書灯とか左右からのライトのスイッチがあります。
ま、入院中ほとんど使いませんでした。だって、消灯が待ちきれないほどでしたから。ふだん、9時前に寝るような健康的?生活を送っていましたから。
手術後の個室の場合、このベッドのところのスイッチに、なんと空調のスイッチが追加されます。
温度調節と風量調節です。すごいでしょう!
それはともかく、16:23の記事です。
「立派なおヒゲ」のところです。
かんたんに申しますと、全身麻酔の場合、気管に酸素を送るための管を口に固定する必要があるらしく、その、管の固定のため、ヒゲが邪魔ということのようです。
嗚呼。
学生時代から、ほぼ、はやしっぱなしの口ヒゲ。
誰呼ぶともなく「マリオ」と呼ばれる所以でもある、口ヒゲ。
なんと、それが、そられちゃう、いえ、前日までに、そらなきゃいけないようなのです。
これは、問題です。
最初の夜
さて、点滴のスタンドを友としての生活が始まりました。
午後から、初日いっぱいの日記です。
– 2020年08月28日 金曜日 17:32
夜の担当の看護師さん、Bさんがごあいさつに。
点滴の交換のため、21時に来ます。とのこと。– 2020年08月28日 金曜日 17:56
寝る前の、下剤をいただく。明日の分もある!
– 2020年08月28日 金曜日 18:54
この時間、静か。痰がつまったか、喉をならす音が病室内に響く。
明日は、術前2日。予定空白。– 2020年08月28日 金曜日 19:19
病室は9階。夜景の手前に、点滴スタンドとともに
– 2020年08月28日 金曜日 21:03
21時いきなり、消灯。ベッドの、頭上、左右のライトがあり、問題なし。
寝るか。
食事がない分、ほとんど、生活時間のメリハリがないんですね。
周りは、朝8時、昼0時、夜7時に食事が運ばれてくるんだなぁ、ところが、私のところには、何もない・・・。
仕方がないので、食堂に、ほうじ茶を汲みに行くことにする。
そんなこんなで、初日の夜は、更けていくのでした。
9階の廊下の窓から、夜景を撮影する自分の姿が、ガラスに映る。いとあはれ。
つぎに続きます。