還暦も過ぎると、身体にいろいろと不具合が出てきますね。
そんなこと、他人事と思って、いや、思おうとおもっていたんでございます。が。
が。いろんなことがあります。
そこで、まぁ、留意点をちょっとだけまとめますね。
じつは、命拾いしたといえるのです。
・・・
そう。命拾い。今思うとね。
きっかけは、車の運転でした。
電車が便利な東京暮らしの頃は、免許というものは何一つ持っていませんでした。
もし、私の名前を語るような人が出てきたとしても、写真付きの身分証明書がないため、自分自身を証明するものが、・・・なかったのでした。
いまは、マイナンバーカードがありますから、免許なくてもいいのですが。
それはともかく、高齢になってから車の免許を取って運転をするようになり、しかも、キャンプに出ることも多くなり、したがって、山の中をパジェロミニで走りまわるわけですが、そこで、ちょっと恥ずかしいのですが、
尾籠な話で恐縮ですが、「切れ痔」になったのかな、と思ったのでした。
大いなる勘違い
いろいろと試しました。
仕事用のイスだけでなく、食事のイス、もちろん車の座席、円座のようなクッションを選んで購入。言ってみれば、安く治そうとたくらんだのですね。
そんなことで治るはずもなく、仕方なく、受診しました。
「肛門科」
その名を発するのも恥ずかしくて顔が真っ赤になるのですが、「肛門科」
お尻見られました。
それから、半年。飲み薬と肛門への軟膏、2週間ごとに出してもらってきました。
治ったり出血したり…。
つい最近になって、ある知人から勧められました。
「セカンドオピニオン」
そう。別の意見、いえ、受診ですね。
しかたなく、別のお医者さんにかかったら、即座に、血液検査に超音波診断。
そしてそして、大腸内視鏡検査の予約を、いきなり入れられてしまったのでした。
あああ。
鼻から胃の内視鏡体験はもう、何度もありますが、大腸はまだ、初体験。怖いわけじゃないんですが、避けて歩いてきました。
内視鏡は簡単でもね
そう、内視鏡に関して、今回のお医者様は、名人級でした。
いえ、ブラックジャック、いえ、ドクターキリコ、いえ、あの、ドクターX・・・もう、でませんが、とにかく、すごい先生らしいのです。
生まれたときに、その手に内視鏡を握っていた
という、まことしやかな伝説があるようなのです。
このとき、手の先が、ハサミというシザーハンズが、頭をよぎったが、まぼろしだと思う。
手が、内視鏡…、伝説です。
大変でした。検査当日、2リットルの下剤を2時間ぐらいかけてのみます。
それで、すべてを出し切るのですが、ずっと、血が混じっている感じ。
あとで、謎がとけるのですが・・。
検査。
さすがです。
何気ない会話のうちに、もう、目の前のモニター画面には、私の直腸から結腸へと映しだされているのです。
とりあえず、盲腸までいっちゃうのですね。
そこから、Uターンしくるんですね。
見つかりました。ポリープちゃん。
ほかにも、出血か所が。
そうかぁ、やっぱり、切れ痔じゃなかったのね。
でも、これならと、切除し易いところだそうです。
早くセカンドオピニオンに切り替えてよかった。ほんと。
ゾっとしてグっ
それしても、あのまま、切れ痔のつもりで以前の医院に通っていたら、この大腸、もっともっと悪くなっていたのに違いありません。
皆さまも、どうぞ、次の言葉を、復唱してください。
はい!
「セカンドオピニオン、だいじ!」
ご唱和ありがとうございました。
それにしても、地方にも、ゴッドハンドが存在するのです。
いえ、地方のゴッドハンドこそ、都会と違って意外に気楽に受診できるのかもしれません。