東京の医療「逼迫してない」地方は?

昨夜、衝撃がはしりました。

島根県知事と松江市長の合同会見があったのです。

夜です。

9日の午後11時45分から、ですから、もう、ほぼ深夜です。

新型コロナ感染者が、90人を超えたというのです。

その前の日には、2人の感染が発表されましたが、今回は、91人です。ショックです。

会見の模様はこちらをご覧ください。

島根県松江市 新たに91人の新型コロナウイルス感染確認 松江市会見8/9

スポーツでその名を知られている、松江市にある私立高校のサッカー部員らが感染していることがわかったのです。

医療崩壊は心配ない?

軽症者40人が入院、無症状の学生たちは寮に残るというのです。

そうすると、感染していない学生をどこに保護するかですが、県の施設に隔離するようです。

松江市の人口はおよそ20万人。新規感染者は91人。

ちょっと割合で考えてみましょう。

大阪の9日の新規感染者195人、人口は270万人。

ということは、もし、松江市の人口が270万とすると、1,228人ということになります。

いかに今回の91人が大きな数字かということですね。

逆にいうと、大阪の195人って、もし人口20万都市なら、14人ということになるわけです。

ね。今回の松江の新規感染者数91人って、ちょっと驚くべき数字だとわかります。

じゃ。医療崩壊するかというと、いかがでしょう。

その前に、昨日の新聞に気になる記事が。

「東京の医療、「逼迫してない」は誤り 発言に込めた思い」

杏林大病院の山口芳裕・高度救命救急センター長

「逼迫していない」との発言をテレビのニュースで聞いたのは、会議の前日でした。安倍晋三首相は自民党の役員会で、菅義偉官房長官は定例記者会見で相次いでそう言っていました。違和感がありました。

後半で・・・

 「第1波」の際は、手術を延期したり、入院の受け入れを制限したりすることで、感染者のための病床を確保してきました。その結果、多くの病院は大きな赤字を抱えました。それを踏まえると、通常の医療との両立も課題で、病床だけを増やすように言われても、そう簡単に受けられない事情があります。療養先のホテルの確保や自宅療養への道を十分に進めず、病院だけに負荷をかけることへの反発もあります。

現状、ベッドがあいているから、大丈夫とはいえそうもありません。

さて、気になる松江市の状況は。

昨夜の会見で松江市長は

現状、県においては新型コロナに対応した病床が253床確保されており、即座に対応できる病床は約60床。医療機関全体としては約210床が活用可能な状況にあるとのことだ。

という記事があります。

現状、大丈夫でしょう。さらに、県の施設も確保できているようです。

ただ、このあと、さらにクラスターが起きたら、どうなるのでしょう。気になります。

時あたかも、お盆の帰省時期。

ウィルスが持ち込まれないことを祈るばかりです。