島根県は、そして、そのいち都市、出雲市ですが、感染症の市中感染などありえない街だと思っています。
だいたい、島根県が67万人。そして出雲市が、17万人。人口密度でいえば、それぞれおよそ100人と264人。
比べるとなんですが、東京23区の人口密度は、ざっと1万5千から2万2千人ってところでしょうか。
どうなんでしょう。ね。
密になりようがないでしょう。
でも、利用しているネット上の空間では、東京など都会と出雲など地方とで、まったく同じと言えます。
そんな空間に困った残念なところがあるのです。
そこに立ち寄って、クリックでもしようものなら、情報が抜かれたり、漏洩したり、しつこくつきまとわれたり、様々な被害にあうのです。
フィッシングサイトに困った
あのー。
つまんないこと、今更ですが、書いちゃいます。フィッシングサイトっていっても、魚釣りのグループとか同好会のホームページじゃあありません。
そこを踏むと、フィッシングされちゃうってことなんでしょうね。
つまり、いってみれば、釣りあげられちゃう、絡めとられて、餌食になるってことでしょう。
それが、もう、このところ、どんどん増えているようです。
コロナ騒ぎに乗じているようですね。
敵もさるものです。
さる者は追わずってことならいいのですが、敵のほうからやってきます。
その統計は。
フィッシング対策協議会のサイトからいただきました。
今年の1月、ちょっと減ったかなと思ったのですが、その後ぐんぐん増えています。
この報告件数は19年(5万5787件)をこの半年分だけ(20年1~6月に6万6655件)で上回ったんです。
おそろしいでしょう。
これだけ増えているということは、それだけ、被害も増えているということでしょう。
具体的にはどんなサイト
どんなサイトと言っても、まぁ、いろいろとありそう。
よくあるのが、クレジットのパスワード情報などを抜き取ろうというサイト。
わかりやすく、日経新聞が紹介しています。7月31日付けです。
ざっと、説明しますと、とつぜんメールが届いて、「あなたのクレジットカードの情報がつかえません」というようなことが書いてあるんですね。
たまたま、買い物している時で、これはたいへん! とあわてて返信、クリックして、フィッシングサイトに誘導されちゃうのです。
そこで、カード情報を入力してしまうのです。
敵は、これで不正利用するというわけです。
とくに、今年は、新型コロナでマスクや消毒用アルコールの品薄があり、そこにつけこんで・・・、
「マスク 在庫あり」「マスクを無料送付する」
といったようなメールがあったようです。
これは、クリックしてしまいそうです。
ほかにも、先のフィッシング対策協議会にこんな事例がありました。
見慣れたメールにも注意
たとえば、宅配便の不在通知を装って金融機関等のフィッシングサイトへ誘導するメールがあるようです。宅配便らしく、ショートメールが使われるんです。
ショートメールって、電話番号に送付できるから、もう、誰もが被害者になり得ます。
なんか、だまされちゃいますね。
それから、こんな例ものっています。
セブン銀行を名乗る不審なメール・ショートメッセージです。
つまり、もう、何も信じられないって感じ。
え?
じゃ、どうすればいい?
・・・
困った。
URLに気をつけて
ひとつの解決策が、誘導されるサイトのURLを確認することです。
これまでに、たとえば、セブン銀行を名乗っているフィッシングサイトの例は、次のようなものがあるようです。
http://seven●●●.com
/https://seven●●●.com/
http://●.seven●●●.com/
https://●.seven●●●.com/
もちろん、敵もさるもの、どんどんこれも変わっていくでしょう。
ところで、セブン銀行のサイトのURLご存じですか?
https://www.sevenbank.co.jp/
これが正しいサイトのURLです。
ね。ぜんぜんっちがうでしょ。
ひごろ、メール受けたり、ホームページ開いたりするとき、このURLを確認するクセをつけるのもいいですね。
とくに、sevenbank.co.jp という最初のひとくだり、これが大切です。
ただ、かなり似せているのもありますから、これだけで信用しきっちゃうのも問題。
・・・うーん。じゃぁ、どうすれば?
怪しいと思ったら、そのメールで届いたURLをネットで検索してみましょう。
先ほどの宅配便からのメールのURL duckdns.org なんちゃらも、検索すると、情報がいっぱい出てきます。
それらを読むと、詐欺メールだとわかります。
そう! あなたは、ひとりじゃない。
みんなの情報もいただきながら、安心安全にネットの密を乗り切りましょう。